目標を達成するために、気候変動対策を3つの主要分野に分けて注力しています。以下をご覧ください。
ENERGY EFFICIENCY
私たちのブランドが大きくなるにつれて、エネルギー効率を最大限に高めたいと考えています。これは、素材の製造方法から、サプライヤーによる衣服の製造に至るまで、コレクションを作るために必要なエネルギーを削減することを意味します。それは私たちのコレクションにとどまらず、COSの店舗やオフィスなど、自社の事業運営におけるエネルギーを削減する方法も追求しています。その取り組みの一つが、H&Mグループのクローズドドアポリシーです。屋外に面したドアがある店舗は、エネルギーロスを減らすために、エアコンを使用している間はドアを閉めておく必要があります。
サプライヤーと協力してエネルギー効率を改善し、可能な限り電力への切り替えを進めるために、プロセスシフトの導入を支援します。具体的には、最新で最も効率的なモデルに機械を更新および交換し、従来は無駄になっていた熱を回収して衣料品の生産に必要なエネルギー全体の削減を目指します。変化を促すために、気候変動対策が良好なサプライヤーとの取引を増やし、行動を起こす意思のないサプライヤーとの取引を減らしていきます。
RENEWABLE ELECTRICITY
2030年までに、H&Mグループは、サプライヤーを含むすべての電力を、容易に補充できる再生可能資源から調達することを目指しています。これは総排出量に大きな影響を与えるでしょう。
私たちが自社事業用(オフィスや店頭)に調達する電力の95%以上は、再生可能エネルギーです。
FUEL ALTERNATIVES
サプライヤーが工場内で使用するプロセスを電動化できるように支援することで、化石燃料の使用を最小限に抑えることを目指しています。
現在、再生可能エネルギーの使用を増やすことを目指し、オンサイトのエネルギー生成に石炭を使用しない衣類品メーカーと独占的に協力しています。